西荻塾中学部ブログ

西荻塾の「中高一貫校中学生コース」について、よくあるご質問を紹介します

西荻塾の川上です。

本年も小・中・高(既卒)ともに、たくさんのお問合せをいただいております。
お月謝と、そして何よりも貴重な人生の時間を当塾に託していただいた皆さんのご期待に沿えますよう、日々精進してまいります。

今回はその中でも「中高一貫校中学生コース(高校生以降は大学受験コース)」について、よくあるご質問を踏まえてご紹介したいと思います。

私立小学校に通うお子さまのご相談も多いです

中高一貫校生向けの塾は案外少ない…

同じ中学生を対象としていても「高校受験向け」の塾は日本全国にたくさんありますので、比較的保護者の方もイメージしやすいかと思います。

しかし、中高一貫校の中学生部門をきちんと確立できている塾は多くありません。たとえ募集はしていても、その多くは高校受験の傍らに、使用教材も公立中学の高校受験向け(?)といった印象です。

その理由としては、高校受験までの運営と比して「大学受験を大目標に、中高6年間を一貫して対応できる」システムと優秀な講師を備えることが、塾の運営上難しいことにあります。

検定外のテキストを使用したカリキュラム、ハイペースな進度、内部進学を含む進路指導といった、中高一貫校ならではの特殊性に加え、学校ごとにもそれぞれ事情が異なります。従来型の対多人数での講義形式の授業ではこのようなニーズに応えることが難しいでしょう。

ポジショントークとなりますが、西荻塾は「中高一貫校の中学生コース」をメイン部門の一つとして運営しています。

背景には「大学受験部」において豊富な大学受験指導の実績があり、かつ現在進行形で中高一貫生の指導経験値を蓄積し、より良い教授を目指してアップデートを重ねていることにあります。
これまでにも中学1、2年生の時分から通塾し、最難関国立・私立大学に合格した生徒さんが多数いらっしゃいます。

よくあるご質問に答えます!

ご質問リスト

どのような中高一貫校生が多く在籍していますか?

2024年度現在は、20校ほどの私立・公立中高一貫校の中学生が通塾しています。

具体的には西荻塾からの距離比較で、
★都立武蔵、都立三鷹、立教女、吉祥女、成蹊、日大二、武蔵野大附、聖徳といった比較的近隣の学校
★都立富士、早稲田実業、光塩女、世田谷学園、東大附属といった、少し距離がある学校
★雙葉、暁星、城北、東洋英和女、東京女学館のような千代田区、港区、渋谷区といったやや遠方の学校
の中学生が通っています。

男女比は女子7割、男子3割といったところで、中高一貫校の中学生は例年やや女子率が高めです。

学校はやや遠方でも、ご自宅は西荻塾の近隣区(中野区、練馬区)・市部(武蔵野市、三鷹市)、もしくは中央線沿線またはバス通り(吉祥寺〜荻窪など)にあることが多い印象です。
当塾は学校帰りの自習室利用も盛んですので、通いやすさも塾選びのポイントとなるようです。

上記はあくまで現在の在籍例です。指導実績のある学校は相当数ありますので、上記以外の学校に進学がお決まりの方もご遠慮なくご相談ください。

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どのような先生が指導にあたられますか?

指導講師については、こちらの「よくある質問」もご参照ください。

東大、東工大、東京外語大、早稲田大、慶應大、医学部生など、主に数学・英語・理科に強く、かつ中学生を上手にモチベートできる適正がある講師を選任しています。

中高一貫生の身近なロールモデルとなり得てかつ、自らの経験を踏まえた学部選び、資格取得や大学院進学、就職活動など、将来の進路ついても助言ができる講師たちです。

学生講師の指導を懸念される保護者の方もいらっしゃると思いますが、西荻塾の学生講師に、いわゆる「お友だち講師」は存在しません

全員が学習塾の講師として、分かりやすい教授と、生徒の成績を上げることができるプロです。

ベテランの熟した授業以上に、学生講師の若々しい熱意とその真剣さが生徒の心をグッとつかむことも多々あります。

もちろん責任者の伊藤・川上も実際の指導に当たるとともに、授業前後ならびに自習教室での担当講師や生徒との相談を通じて全生徒の学習状況や課題の進捗を把握しております。
科目横断的な生徒の学力把握や見通し、長期的な計画や日々のスケジューリングについては我々専任講師の経験値が必要な場面も当然あるからです。

全ての指導過程が担当講師のみに任せられているのではなく、生徒と担当講師、伊藤・川上を含めた3者(4者)でのチームが組まれていものとお考え下さい。

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個別指導塾で対応してもらうことも検討しているのですが、違いはありますか?

西荻塾は「高校受験を目指す中学生」「中高一貫校に通う中学生」の両方の指導をしていますが、そのカリキュラムや進度、学校の環境が明らかに異なるため、明確にクラスを分けた指導を行っています。

当塾の中高一貫校クラスにおいは、生徒の個別なニーズに応えることができる「個別指導的な授業」を軸に、隣の生徒を意識することで自身の力の相対化や学習への勢いが促される「2~4名程度の極少人数のクラス授業」を柔軟に展開し、それぞれの授業形態の良さを活用しています。

その上で、当塾が中高一貫校部門を運営するにあたり、当然備えるべき条件と考えるものが以下になります。

  1. 中高一貫校の特殊性を理解しており、定期テストや行事など、先の状況を予測しながら対応できる。
  2. 担当講師が「どの内容を、いつまでに実施するか」中高一貫校ごとに明確にイメージできている。
  3. 中学内容と併せて、一部高校内容(数学ⅠAや理科基礎、古文など)についても指導ないし、助言ができる。
  4. 定期的に課される大量の学校課題について、本人と計画を立て、進捗を確認し、自習の環境をセッティングできる。
  5. 大学受験への接続がスムーズで、講師ならびに責任者が最新の大学受験情勢に通じている。

個別指導塾は千差万別ですので、一概には言えませんが、中高一貫生を指導した経験とそれに対応するシステム(カリキュラム)があるかどうかの確認はされた方が良いでしょう。

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他の中高一貫専門塾との違いはありますか?

中高一貫校の実態を把握している、という点では当塾と共通する部分があるかと思います。
それぞれの塾や予備校の強みと特徴をよく比較した上で、塾選びをされるのが良いでしょう。

西荻塾の強みは、「大目標である大学受験指導においても、確かな実績を挙げている」ということです。

大手予備校や塾チェーンのように、校舎ごとの実際の合格者数が見えにくいものとはせず、受験者の母数を含め正確にお示ししております。

この大学受験部における豊富な指導実績から逆算して、各生徒の相対的な学力の把握及び、将来的な成長予測をしています。

したがって中学生期間であっても、そのカリキュラムの教授、日常的な学習習慣への促し、定期テストへの励まし等々は、(その成長のプロセスはとても楽しいものですが)究極的には「合格」の2文字を勝ち取っていただくための布石です。

生徒とその保護者の方に、分かりやすく出口のイメージをお示しできることは、当塾の強みとするところです。

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成績不振で落ち込んでいるのですが、対応してもらえますか?

中高一貫校は早い進度でカリキュラムが組まれているため、効率的である一方でいったんつまずくと、そこから這い上がることがとても困難になります。

現在の学年や、つまずいた学年・内容によって大きく変わりますが、同じ学校に通う同級生の1.5倍~2倍の学習量をこなす覚悟と時間の確保が必要になるでしょう。

西荻塾は、その時点の学力や偏差値だけで入塾の可否を判断しておりません。
いったん個別指導での対応になる可能性はありますが、生徒本人に「変わりたい、何とかしたい」という成長意思があり、そのために「必要な時間(自習含む)を確保」することを条件として対応いたします。

保護者の方のご心配は当然のことと思いますが、それでも主体である生徒本人の意思が要になります。
成績不振に至った事情はそれぞれかと思いますが、当塾における指導がご本人にとって有効でない、と判断した場合は、ご入塾相談時にもその旨お伝えさせていただきます。

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家で勉強しないので自習に呼んでもらえますか?

ある程度自宅で勉強ができる子に関しても、週に1回以上は自習にお呼びしています
もちろんスケジューリングや送り出しなど、ご家庭のご協力も不可欠です。

「いつ自習に来てもいいよ」の言葉だけでは、なかなか中学生(特に1年生)は自習に来れません
単純に面倒だと思う気持ちばかりでなく、「自分は自習(という大人びた行動)に来てもいいのか?」となぜかしら迷うようです。思春期ですね。

ユリイカ自習教室は計画立てを含めて、学習における自立心を培うことが目標です。
しかし心身ともに変化が大きい中学生期には、やはり一定の強制力(妥当な方向付け)は必要だと考えています。

西荻塾では生徒と予め予定を確認して、授業日以外で自習に来る日を決めてしまうようにしています。
テスト前など特別に自習開放する日には、一人ひとりに声掛けしています。

自習を強制すると嫌になるかな、とかつては思っていましたが、大人が肯定的に後押しをしてあげた方が、かえって迷わずに気持ちよく来てもらえるように感じています。

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