西荻塾中学部ブログ

【高校進学はもうすぐ!?】中高一貫校生の成績不振と対処法について〜中学3年生編

西荻塾の川上です。

当塾には例年20校ほどの中高一貫校の中学・高校生が通塾しています。
そのカリキュラムや進度、定期テストの難易度等は学校ごとに様々で、生徒さんとは随時相談をしているのですが、やはり中高一貫校ならではの共通する悩み(学習上の課題)が浮かび上がってきます。

そしてその悩み(課題)については、なんとなくやり過ごすこともできてしまうのですが、後で真面目に向かい合ったときには既に赤信号(最悪のケースでは進級・進学不可)、そんな生徒さん・保護者の方の相談をたくさん受けてきました。

今回は中高一貫校の「中学3年生」にフォーカスして、その対処法をご紹介したいと思います。

※中高一貫校に通うメリットは当然学習以外のこともありますが、本記事では学習上の話題としてご認識ください。
中学1年生については、こちらの記事をご覧ください。
中学2年生については、こちらの記事をご覧ください。

「中だるみ」のままではいられない!

中高一貫校の中学2年生くらいから陥りやすい「中だるみ」、いえ「本格的なたるみ」になりつつありませんか?

なんとなく成績にも陰りが見えてきたけど自分はまだまだ大丈夫、と思っている中学3年生は既に黄色信号です。黄色信号の時間は短いです。あっという間に赤信号になってしまうかもしれません。

その赤信号の中でも最悪なケースはなんといっても「成績基準に満たず、高校に進学できない」でしょう。

そうなった場合には公立中の生徒さんたちと同様に高校受験をすることになります。
西荻塾でも様々な事情による転学(高校受験あり)の相談を受けていますが「自分に合った高校に入り直したい」というような前向きな受験ではない場合、落ち着いて勉強ができるようになるまでは時間がかかるケースが多いです。

また退学勧告までは至らずとも、そもそもの学力が懸念されます。
例えば数学では、中学レベルの数の概念や計算、図形の証明、関数の取り扱いは大丈夫でしょうか?
ほとんどの中高一貫校は中学3年生の2学期までには高校内容の数学に移行し始めた頃です。中学内容が理解できていない方は、全く分からないはずです。

まずはそろそろ焦らせましょう…

中高一貫校は効率的なカリキュラムに手厚いサポート体制、中には外部の塾講師が補習授業をしてくれる学校もあります。学習面に限っても、小学受験や中学受験を乗り越えた方が享受できる大きなメリットでしょう。

しかし小学校で目いっぱい遊び倒して地元の公立中に進学した生徒さんだって、やはり中学3年生が近づくと高校受験を意識し始めます。少し早熟な生徒さんであれば、中学1年生から行きたい高校を探り始めます。

当然受験学年になった中学3年生の多くは塾通いをするでしょう。西荻塾でも高校受験を目指す中学3年生は、週に4~6日を通塾して勉強します。夏休みには7~8時間以上勉強することも普通です。高校受験がない中高一貫校の雰囲気の中では、そんな将来のライバルの頑張りに気付くことすら難しいでしょう。
※逆も然りです。高校受験組は、中高一貫組の中学受験での蓄積や進度の速さ、テスト前の課題量を知りません。

確かに中高一貫生、特に中学受験を勝ち抜いた生徒さんの地頭や集中力は目を見張るものがあります。
しかし多くの生徒さんは川上と同様、秀才・天才レベルのそれではありません。正面からまっとうな努力を必要とする子たちです。

結局のところ普通に勉強を継続していなければ、小学校ではゲームにスポーツにと楽しんでいたあの子に、どこかの教訓説話のごとく学力で抜かれてしまうのです。

外部の力で日常に変化を促しましょう

川上が言うと身も蓋もありませんが、現状で何も対策が思いつかないのであれば、塾や家庭教師を活用しましょう。生徒さんの今後の学習状況を予測するに、やはり外部手段を使ってでも変化を促す段階に来ていると思うからです。

風邪を引いたら病院に、成績不振なら学習塾に。ただし病院以上に定期的に通塾し、さらなる健康(学力アップ)を目指して自学自習に行くことも想定されますので、近隣市区や電車・バスの沿線沿いなど、通いやすい方がよいでしょう。

毎度派手なことを述べることができず恐縮ですが、勉強不足による成績不振の改善に、魔法のような手段はありません。現状の課題を洗い出し、つまずいたところから段々に乗り越えていくことが解決法の王道です。

このタイミングで絶望される必要はありません。
なぜなら中学・高校生の学習内容というのは法令で体系化されており、やるべきこと、覚えるべきことは明確に決まっているからです。
大学受験を考えるのであれば、全国60万人(大学受験生の概数)が志望大学・学部に合わせて、同じ塗り絵をやって受験当日までにきちんと完成させた生徒さんが優勝です。

すなわち「やるべきことをやる」という姿勢さえ継続できれば、どなたにも挽回のチャンスがあります。

しかし、その「やるべきことをやる」が最大の難所であるのは誰しもご存じでしょう。
西荻塾では「少人数の双方向授業」「自習・進路指導」の二つの柱をコンセプトにしています。すべての時間を通じて生徒の「やるべきことをやる」に対してアクションをかける体制にあります。地味でシンプルかもしれませんが、結局王道こそが最大効率の成果を生むと確信しています。

中学受験に高校受験、大学受験と様々な進学塾・予備校(オンライン塾含む)がありますが、堂々と合格実績を上げている校舎(複数の地域に校舎を持つ塾は、その校舎単位でご覧になる方がよいでしょう)は「生徒の勉強の質と量を上げる」という王道をその校舎全体の空気に浸透させることができているように思います。

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